し・ろ・ぐ・み・ゆ・う・しょーの巻

しろー!  かつー!

しろー!  かつー!

し・ろ・ぐ・み・ゆ・う・しょー

し・ろ・ぐ・み・ゆ・う・しょー

母: 「 伸ちゃん 何してんの? 」

伸吉:「 白組の応えん団になったから、

     応えんの練習をしているんだよ。」

母: 「 じゃあ、がんばって応えんして

     白組が勝てばいいね。」

伸吉:「 でも、白組が勝つんだよ。 」

母: 「 そんなのやってみないとわからないじゃない。」

伸吉:「 ちがうんだよ、白組が勝つことになってるの。」

母: 「 あなた応えんの練習のしすぎで、熱でもあるんじゃない。」

伸吉:「 熱なんかないよ。今年は白組が勝つことになってるの。」

母: 「 いいかげんにしなさい! いくらあなたが白組の応えん

     してるからって、やってみないとわからないものよ!!

     調子に乗るのもいいかげんにしなさい!!」

伸吉:「 ちがうんだってば、去年は赤組が勝ったから、

     今年は白組に足の速い子たちを集めて、

     白組が勝つようにしてるの!!

     どうもこうもないの! 先生たちがそうしてるんだから。」

母: 「 何よ、それ・・・」

伸吉  しろー!  かつー!

    しろー!  かつー!

    し・ろ・ぐ・み・ゆ・う・しょー

    し・ろ・ぐ・み・ゆ・う・しょー

  

ヨーッ チントンシャン

(この物語は架空の物語であるが、ちょっぴり真実がふくまれているのである。)